設定判別と差枚数カウンタ


スロットではある手順をこなすことにより設定を判別出来る機種があります。
このページでは、ぼくがバーサスを判別していて気付いたことなど書いていきます。

V判別してみよう
まずは、設定判別の手順です。ここではクランキーコンドルを例にしています。
ただ、コンドルの設定判別は1〜5と6の区別しかつかないので、あまり実用性が無い気も...

1.Big終了後クレジットを落とし、コインを29枚投入(クレジット表示は26)
2.そのまま1ゲーム消化
3.コイン1枚手入れ,Betボタン*2で1ゲーム消化
4.コインを9枚手に持つ
5.コイン2枚手入れ,Betボタン*1で3ゲーム消化(手にコインが1枚残る)
6.コイン1枚手入れ,Betボタン*2で1ゲーム消化
7.4に戻る

以上の手順をこなし、8ゲーム目以降3枚掛け完了時にクレジット表示が27の時と、24ゲーム目以降3枚掛け完了時にクレジット表示が28の時(27の時もOK)が判別プレイになります。
判別プレイで子役(2枚チェリーは除く)が20%以上なら設定6、20%未満なら設定5以下。

判別プレイは20回程度こなしてください。ただ、ベル(orスイカ)が出たらほぼ確定だと思って良いと思います。さすがに、70回中ベル1回であとチェリーなんてのはちょっとナニですが。
一度6の台を判別すると分かると思いますが、6だとバキバキ子役が出ます。ベルも出ます。

注意

  • ゲーム数を数えながらプレイする。
  • リプレイはゲーム数に含めず、完全無視する。判別プレイでリプレイが出たら次のゲームが判別プレイ。
  • 判別プレイで出た2枚チェリーも完全無視する。
  • Regが出たら、15枚子役として扱ってReg終了後手順を続けてもOK。

    バーサスだと以下のような感じです。

    1.Big終了後クレジットを落とし、コインを32枚投入(クレジット表示は29)
    2.そのまま1ゲーム消化
    3.コイン5枚手持ち
    4.コイン11枚手持ち
    8.4を繰り返す

    判別プレイは、76ゲーム目以降3枚掛け完了時にクレジット表示が30の時。
    判別プレイで子役(2枚チェリー除く)が25%以上なら、設定4以上。
    バーサスTIPSのページで、もう少し高速に判別できる方法を紹介しています。

    V判別が出来る理由
    コンドルでは、内部に"差枚数カウンタ"というものを持っています。
    このカウンタはコインを1枚払い出すと100(最近の台は256)加算されます。また、コインを1枚投入(ベット)するとある一定値だけ減算されます。その"一定値"が設定によって違います。

    設定減算値
    1〜539
    641

    差枚数カウンタは子役の確率を決めるのに使います。

    差枚数カウンタ2枚チェリー4枚チェリーベルスイカ
    0以下1/6.5561/7.9921/7.8961/40.96
    1以上1/6.5571/21.951/126.01/148.9

    表の通り、差枚数カウンタの値が0以下の時は子役が高確率で出ます。そして子役が出るとその払い出しに応じて100*枚数の分差枚数カウンタに加算されます。その後コインを投入すると減算値の分だけ差枚数カウンタの値は小さくなっていきます。

    差枚数カウンタはゲームが進むにつれて増減を繰り返します。また、設定1〜5と6とではその波の周期が違います。
    例えば、差枚数カウンタの値が0(子役高確率)の時ベルが揃うと差枚数カウンタの数値は800になります(8枚*100)。
    設定1〜5ではその後21枚のコインを入れないとカウンタの値が0以下(子役高確率)に戻りませんが、6だと20枚で0以下に戻ります。その結果、6は子役がたくさん出てコイン持ちが良くなります。これが、設定1〜5と設定6での1000円あたりのゲーム数の差(1G程度?)になります。

    設定判別では、この"コイン持ちの差"を利用しています。
    上の手順で"判別プレイ"というのは、設定1〜5だと差枚数カウンタの値が1以上(子役低確率)で6だと0以下(子役高確率)のプレイです。つまり、このプレイでの子役出現率が高ければその台は設定6である訳です。
    そのため、低確率/高確率であまり確率に差のない2枚チェリーは判別子役の対象にならず、確率の差が非常に大きいベルが出るとかなりの期待が持てる訳です。

    判別をするのにまずBigを引かなければいけない理由も差枚数カウンタにあります。
    差枚数カウンタの値は、外から見ても全く分かりません。そこで差枚数カウンタの値が0にリセットされるBig終了後から判別を開始するのです。

    V余談その1
    DDT(子役を取りこぼさない打ち方)によって1000円あたりのゲーム数が増えるのもBigで差枚数カウンタがリセットされるのと関係があります。
    DDTを行っていると、差枚数カウンタの値が0以下になって成立した子役を全て取るので、差枚数カウンタは1以上にすぐ戻りますが、おやじ打ちしていると成立した子役を取りこぼしがちなので差枚数カウンタの値が1以上に戻りにくくなります。
    先述の通り、Bigを引くと差枚数カウンタの値は0にリセットされてしまいます。この為、Big間に出る子役の数(払い出しの枚数)がDDTの方が多くなるために、1000円あたりのゲーム数がふえます。

    V余談その2
    上段青7ハサみ打ち等で、ベルが揃った後にトリプルテンパイするとアツいのも差枚数カウンタと関係があります。
    子役を取りこぼさずに打っていてベルが揃うと大抵差枚数カウンタの値は1以上になり、子役確率が低確率になります。つまり、ベルは1/126.0,スイカは1/148.9です。
    トリプルテンパイの形は"ベルorスイカorボーナス"なので、子役が低確率の時にその形になるとボーナスへの期待が高まります。ただ、両ボーナスの確率は1/176(設定1)で、ベルorスイカの確率は低確率時でも1/68.3なので、やっぱりベルorスイカの方が確率は高いですが、子役高確率時の1/6.62よりはずっとマシです。

    V余談その3
    実はBigを引かなくても判別は可能ではあります。
    差枚数カウンタの値が分からないのがネックなのだから、分かる値にしてしまえば良いのです。ちょっと前に雑誌に載っていましたが、7〜8千円分のあいだ子役をいっさい揃えずに差枚数カウンタの最小値まで値を下げてしまい、そこから判別を開始すれば良いのです。
    ただ、普通7000円だと210Gほど回りますが、子役を一切取らないと1000円で19G前後しか回らないので133Gしか回りません。この間差枚数カウンタはどんどん負の方向に動くわけで...
    Bigを引いちゃったら悲しいですよね。コイン大損。1000円でだいたい子役が30枚前後出るので、7000円目で引いたら210枚損する計算になってしまいます。
    と、そんなこんなであんまりオススメ出来ませんね。

    Vバーサス判別考察
    バーサスで4判別をしていて気付いたのですが、4以下の台を4判別すると差枚数カウンタゼロでのCRの値(以下基準CR値)がどんどん下がっていきます。
    以前(多分)2以下の台を判別したのですが、3を4判別したときは明らかに様子が違っていました。2以下だと、すごいスピードで基準CR値が下がってしまい、続けているとどんどんCRが30以上にならなくなります。CRが30を切ったときの復帰スピードが遅いって言うか。
    で、3の台を4判別していたときは、かなりしばらくの間CR30付近が基準CRだったので、CRが30を切るとすぐ判別子役が出現してCRが復帰します。

    ずっと気になってたから、EXCELで計算してみました。ある設定判別手順を繰り返した場合のCR30の時の差枚数カウンタの値です。左がバーサスの4判別手順、右がハナビの5判別手順です。

    ゴメンなさい。前にここに掲載していたグラフ、大ミスやらかしてました。差枚数カウンタのグラフの正負が逆でした。という訳で、なおしてあります。ついでにハナビのモノも追加しました。

    判別と差枚数カウンタ(バーサス) 判別と差枚数カウンタ(ハナビ)

    これを見るとわかりやすいですね。確かに、判別プレイはバーサスで76以降、ハナビなら24以降ならCR30でさえあればどのゲームもOKですね。
    つまり、このゲーム以降でCRが30の時は、判別したい設定以上なら必ず差枚数カウンタは負(=子役高確率)になるし、それ以下なら必ず正(=子役低確率)になる、ということです。

    ついでに、各ゲームで差枚数カウンタが0になるCRの値をグラフにしてみました。

    判別と差枚数カウンタ2(バーサス) 判別と差枚数カウンタ2(ハナビ)

    思った以上の結果でした。
    バーサスの方、76ゲーム目ぐらいになると、設定2ぐらいじゃ最高でもクレジット28ぐらいで高確率に戻る感じですね。
    各設定間の減算値差が大きいハナビならなおさらですね。

    で、実際4判別しているときのクレジット推移の感じで分かるってことは、夢の通常時判別も可能かもしれないですねぇ。

    ということで、やってみました。
    バーサスで現金投資の時に、まず30枚ぐらい投入してそこから4判別手順を繰り返しました。
    なんとなくCR基準が下がってる気がしました。いかんせんもとのCR基準がわからないのであやふやでしたが、Big後の判別では確かに3以下(クレジット推移の感じでは2以下)を確認しました。
    という訳で、まあ、"感じ的に合格"ぐらいの雰囲気ならOKだと思います。現金投資で15kいったとかそういう時に台をブん投げるための自分への言い訳に使うぐらいが関の山...なのでしょうか。

    ただ、4以下と5の減算値差が大きいハナビなら、50G実行した時点でCRが最高でも27にしかなっていません。現金投資の時点から5判別を開始して100Gぐらい判別手順を実行してやればおそらく基準CRは24ぐらいまで下がるので一目瞭然なのではないでしょうか。

    ということをふまえて...
    ハナビ5以上通常時判別手順
    1.コインを22枚投入(CR表示は19)
    2.そのまま1G消化
    3.9枚手持ち
    4.11枚手持ち
    以後は4.を繰り返す

    風鈴・氷が揃ったゲームのCR(子役CRと命名)を記録する。
    手順を崩さずに100G経過した時点で子役CRの平均が下がっていたら4以下。
    子役CRの平均がほとんど変化していなかったら設定5、上がっていたら設定6。

    まずご注意。
    信じないでください。
    単に、気付いたことから適当にでっちあげただけです。それなりに使えるとは思いますが。

    -解説-

    1. この方法の趣旨は、"基準CRの変動で設定を判別しよう"ということです。
    "基準CRの変動"なんて見えるものじゃありませんので、確定的な判別は出来ません。

    2. 最初のCRが29ではなくて19なのは、打つ台が子役高確率の可能性が高いからです。
    DDTされていた(ぽい)台なら、29でもOKでしょう。

    3. この方法はフィーリングが大事です。(本当)
    子役のヒキにもかかわってきますので、あくまでも平均的に子役の出るCRを見ましょう。
    "子役高確率なのに引けてない"と、"低確率で力で引いた"の区別は重要です。

    この方法を試すまえに、出来れば一度5以上の台で5判別・4以下の台で5判別を試して、そのCR推移の感じをつかんでおくと良いでしょう。
    低設定で高設定判別手順をくりかえすと、本当にガンガン基準CRが下がっていくのが分かると思います。
    具体的には、CR30になかなか復帰しなくなる=風鈴・氷が揃うCRがだんだん低くなってくるという感じです。

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